開業の決意と基本計画  ―開業の決意―

本開業の決意

「歯科医院経営は厳しい」

「開業してもやっていけるのだろうか」

「患者さんは来てくれるだろうか」


このところ毎年のように続く保険診療報酬のマイナス改定、う蝕患者の減少は、歯科医院開業を志す先生方に大きな不安をもたらしています。

医科に比べ、歯科は病院勤務医等の受け皿が少なく、いずれは独立開業せざるをえません。

歯科医院開業の際には、数千万円の資金が必要になりますので、不安な気持ちを抱くことは自然なことです。

開業の現実はどうでしょうか

開業された先生は、皆さんご苦労されているのでしょうか
決してそうではありません


開業初日からたくさんの患者さんがいらした歯科医院様もあります。

既に開業している歯科医院様でも、確実に毎年患者数を伸ばし、診療収入をふやしている歯科医院様があります。

歯科医院経営は、決して「お先真っ暗」ではないのです

ただ、今は、開業すれば、待合室に患者さんが溢れているという時代ではありません。

開業するには、それなりの覚悟が必要です。

先生が、開業にあたり、歯科医師としてどのような診療をされたいのか、
どのような医院を作りたいのか、明確なビジョンをしっかりお持ちになり、
開業に向けて準備されれば、歯科医院経営は明るいものとなります。

開業に際し、先生の決意と決断はとても大事です。

先生は「夢」を実現するための覚悟と決意ができますか?

開業に際し重要なことが4つあります。

1つ目は  先生の「決意と決断です。

必ず成功させるという決意のもと、将来に対する明確なビジョンを持って開業を決断してください。

2つ目は  先生の「周囲の方々の理解と協力」です。

一番身近なご家族の理解と協力は不可欠です。特に配偶者の協力は開業の成否を左右することもあります。
ご家族、相談相手となる大学の同輩・先輩等、周囲の方の協力を得ながら歯科医院開業に取り組むことが大事です。

3つ目は  開業時も開業後もお付き合いできる信頼できる専門家の存在です。

開業には、資金準備やスタッフ募集、開業広告等々、今までに経験したことがないことをやらなくてはいけなくなります。
そのようなときに信頼できる専門家に相談することができれば、先生の肩の荷の重さを軽減できます。

4つ目は  先生が決意したことを「やり遂げる実行力です。

これが一番大事かもしれません。


ひらめき開業を成功するために重要なこと

 1.先生の決意と決断
 2.ご家族をはじめとする周囲の方の理解と協力
 3.信頼できる専門家
 4.決意したこと、計画したことをやり遂げる実行力



開業の決意と基本計画   ― 基本計画 ―

本基本計画の考え方

開業を決意されたら、先生がどのような歯科医院を作り、どのような診療をされたいのか、基本的な計画をイメージすることが必要になります。

この基本的なイメージをベースにして、今後の開業場所や必要資金を検討することになります。
それでは、最低限どのようなことを考えればよろしいのでしょうか。

病院診療理念・診療方針

今後歯科医院を経営するにあたり、診療所の経営理念や診療方針を考えてみましょう。
あまり難しく考えずに、どのような歯科医院をお作りになりたいか、どのような診療をされたいか、
先生の夢を言葉に表せばよいのではないでしょうか。


病院診療内容

歯科の場合、主たる診療内容が一般歯科なのか、矯正歯科か、インプラント中心か、審美歯科がメインなのか、先生がお考えになっている診療内容により開業立地や必要資金が異なってきます。


病院開業場所
主たる診療内容が決まりましたら、それに合う開業場所を検討しましょう。

たとえば、審美歯科がメインでしたら、駅の近くのおしゃれなビルを検討してみましょう。

病院開業形態

テナント開業するか、土地建物を購入して開業するかにより、開業資金や開業場所が大きく異なります。

病院ユニット等の医療機器

歯科の保険診療収入は、ユニット台数が大きく影響します。
最近の開業事例では、デジタルレントゲン購入のため、ユニットは3台分のスペースを準備し、開業時は2台購入するケースが多いです。

開業するにあたり、どのような医療機械を購入されたいか、リストアップしてみましょう。


病院スタッフ数

開業にあたっては、歯科衛生士1名、歯科助手2名位雇えればよいのですが、
現在、歯科衛生士の求人に苦労されていらっしゃる歯科医院様が多くなっています。

病院開業資金

医院のイメージができましたら、大まかな必要資金をだして、どのように資金を準備するか考えてみましょう。

自己資金はどのくらい準備できるか。
現在お持ちの預金等の金融資産をチェックしてください。